家族の中にパニック障害になった人がいたら、あなたはどうしますか?
支えがあることで改善に繋がります。しっかりと知識を持って家族が見守っていきましょう。
・パニック障害を調べてしっかり理解する
なってしまった本人もそうですが、支える家族もどんな症状があるのかをしっかりと学んで理解することが大切です。周りからみて、目に見える主な症状はこちらです。
- 手汗や冷や汗が突然出る
- 手足がガクガク震える
- 吐き気やめまい
家族にこのような症状が出ていた場合、頻繁に起きているようであれば、パニック障害の症状をインターネットや本などを使って、しっかり調べてみます。目に見える症状だけではないので、周りからは見えない体に感じていることや心に起きているものを本人に確認することが大切です。
この辛さは本人しかわかりません。いくら支えようとしてもその行動理由を分かっていないと家族が辛く感じてしまうのです。
支える側が辛い思いをしないようにすること、加えて回復方向に進んでいくために理解することはとても重要なのです。
・時間をかけて話を黙って聞いてあげる
付き合っていくにはとても時間が必要になります。
家族や周りが支えることにより回復していく期間が変わってきますので、家族の場合はこうしたらいいのではないかなど、アドバイスをしたくなってしまうのですが、できれば黙って話を聞いてあげましょう。
焦りは禁物!ゆっくりと時間をかけて。
ゆっくり話を聞いてあげることで、安心感が生まれてきます。何も問題がないことがわかれば落ち着いてきます。
アドバイスをすると、そうしなければいけないと自分を追い込む可能性もありますので、焦らずゆっくり話を聞き、不安が解消できるよう大丈夫だよと伝えることが大切です。
その際は、抱きしめたり背中をさすってあげるなど、安心感につながるよう接することも必要です。
・家族や周りが悪いわけではないことを忘れないで
自分の行動や言動がいけなかったのではないか、自分がパニック障害だから遺伝したのではないだろうかなどと支える側が自分を責めてしまったりします。
自分を否定するなど責めてしまい、自己嫌悪に陥るような状況を作りやすいのですがそういうことではないのです。
原因はさまざまで、支える家族の振る舞いでなってしまったわけではなく、色々な要素が混ざって起きています。
ここをきちんと理解していないと、悪循環になる場合も。
家族が何か悪いことをしたのではありません。大丈夫です。
なぜ自分の家族がパニック障害になってしまったのだろうと現実が辛く感じるときもありますが、自分のせいだと思わなくていいのです。そのことを忘れないで。
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・たまには息抜きも必要
支える家族はとても大変です。発作に対応したり、外出に付き添わなければならないこともあります。
毎日支えていると辛くなってきますので、たまには息抜きが必要です。
支える家族が何人かいる、もしくは友人など周りで分担して支えましょう。
一人だけで面倒をみようとすると、息が詰まってしまう状況になりやすいので注意。
分担しても支えることが辛かったり、分担できるような状況でない方は訪問看護や介護のサービスなどでお願いできるか確認をしてみましょう。
また支援センターもあるので、色々な形で支える側のサポートを行っています。
一人でどうにかしようと頑張らず、周りに頼り息抜きをする時間を持ちましょう。
・支えがあればきっと元気になる
なってしまった本人がとても辛い思いをしています。
本人は治したいと思ってもなかなか治すことが難しい場合も。
人に迷惑をかけていると思うことで発症する人もいるので、家族に支えてもらうことも迷惑をかけていると感じていたりします。
迷惑ではないときちんと伝えてあげることが大切になりますし、支え続けて不安から解消され元気になる人もたくさんいます。
家族のあたたかな見守りと支えが、元気をあげることになるのです。
回復には時間が必要なことが多いため、焦らないでゆっくり付き合っていきましょう。
また、意識を違う方向へ向けることで症状が軽くなることもあります。
家族みんなで楽しい会話や簡単にできるゲームなどを行い、気持ちを逸らしてあげましょう。
続けることで、きっと元気になっていくはずです。
いかがでしたか?
突然、自分の家族がなってしまったらどう行動するべきかわからないですよね。家族の支え方もさまざまですが、焦らないでのんびりと構えていましょう。
そのゆとりある空気感で包み込んであげるといいですね。