パニック障害の特徴は、激しい発作です。
普段、経験しないことが起こるので恐怖さえ感じます。
チェックをして、パニック障害なのか確かめてみましょう。
・10個の症状でチェック!
これから10個の症状を述べます。
当てはまる項目にチェックしてみてください。
□心臓が激しく動き、痛みもある
□息苦しい
□汗が出てきて、めまいがする
□強い震え
□吐き気やお腹の痛み
□寒気や異常な熱感
□腰痛
□死ぬかもしれないという恐怖
□現実感がなくなる
□理性を失う感覚
いくつチェックがつきましたか?
何個チェックしたかによって、結果は異なります。
自分がどんな状況なのか、把握しておくことが大切です。
対処も病気の度合いで変わります。
結果は、チェックの数が1、2個ならA。
3個以上~6個以上ならBで、6個以上~8個以下ならC。
最後は、8個以上~10個全部ならDと4つにわかれます。
軽傷であるほど、治療も楽です。
大事な身体や精神的な異変に早く気づき、労わってあげましょう。
・チェックの数が1、2個:A
1、2個のチェックがついた人は、パニック障害の可能性は低いです。
チェックがついた項目の内容で、別の病気ということも考えられます。
例えば「吐き気やお腹の痛み」だけチェックがついたなら、胃腸炎や盲腸の疑いも出てきます。
内科で診てもらうといいでしょう。
また、ウイルス胃腸炎だと他の人にも感染する可能性があるので、素早く治療してください。
しかし、「心臓が激しく動き、痛みもある」と「息苦しい」にチェックがついた場合は、パニック障害の疑いになります。
パニック障害の発作の特徴である激しく動く心臓。
そして、酸素の循環もうまくできなくなり息苦しくなります。
少しでも不安があるなら、病院で診てもらうべきです。
数回繰り返されると身体も癖になってしまうので、注意しておきましょう。
・チェックの数が3個以上~6個以下:B
チェック数が、3個以上~6個以下のBでは軽い注意が必要です。
Bで注目してほしい項目は、Aでも述べた「心臓が激しく動き、痛みもある」と「息苦しい」の2つ。
その項目に加えて「寒気や異常な熱感」と「汗が出てきて、めまいがする」にチェックがつくとパニック障害の症状に近いと言えます。
パニック障害の発作では、身体が異常な熱を帯びることも多く保冷剤を持ち歩く人もいます。
同様に、急な寒気を感じる人もいるので、人それぞれで症状も違います。
汗も止まらなくなりタオルを握りしめる。
めまいがしてフラフラするから座り込む。
このような症状もパニック障害にはよくあります
血の気が引くことで寒気や汗が出てくるのは、貧血でもよく起こる現象です。
しかし、Aで述べた「心臓が激しく動き、痛みもある」と「息苦しい」の2つも当てはまる場合はパニック障害も疑えます。
・チェックの数が6個以上~8個以下:C
チェックの数が6個以上~8個以下のCは要注意です。
パニック障害の症状が多く出ています。
A、Bで述べた項目に加えて「強い震え」「腰痛」があると、身体への負担が大きくなります。
この「強い震え」は、発作のときによくあらわれる現象ですね。
コントロールができないほどの強い震えが起こります。
手足や身体が勝手に震えてしまうのです。
いきなり、このような症状が起こると恐怖も感じますよね。
また、「腰痛」は疲れが溜まっている証拠です。
そのままにしていると、息苦しくなる原因になってしまいます。
パニック障害の発作を抑えるには、疲労を溜め込まないことも大事なのです。
腰痛以外にも足がだるい、身体がむくんでいるなどの症状は悪化していく可能性も高くなってしまいます。
毎日リラックスする時間を設けて、疲労回復を心がけましょう。
・チェックの数が8個以上~10個全部:D
全てチェックがついた人は、パニック障害の疑いが非常に高く危険な状態とも言えます。
早急に病院で診てもらいましょう。
項目で「死ぬかもしれないという恐怖」と「理性を失う感覚」にチェックがついた人は、精神的にも危険といえます。
息がうまくできなくなって、死ぬかもしれないという恐怖を感じてしまいます。
この状態では、精神的に追い詰められるのです。
そして「理性を失う感覚」も加わり精神状態が安定せず、気が動転して物事を考えることも難しくなります。
精神の安定もパニック障害には重要なのです。
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自分がどんな結果であれ、何回か同じ症状がみられる場合は病院へ行くことをおすすめします。
パニック障害は、放置しておくと悪化しますので初期症状のときから改善しておきましょう。